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2016.08.31更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

さて、「歯を失ったら」も今回で3回目、最後です。

前回と前々回で義歯やブリッジについてお話ししました。
今回はインプラントについてです。

インプラントという治療法は1952年にスウェーデンのブローネマルクという人が、骨と金属のチタンがくっつくということを発見したのが最初で、そこから、現在の治療法の原型が確立しました。なので、まだ比較的新しい治療法です。発見されて60年余りですね(インプラント治療が始まって50年ほどです)。ですが、義歯やブリッジのような欠点がありません。

隣の歯を削ることもありませんし、負荷についてもご自身の歯と同じように耐えることができます。なので、人工歯根(インプラント)のメリットは非常に大きいと言えます。ですが、利点しかないわけではありません。当然欠点もあります。

一番の問題は、保険診療ではないということ。つまりは全額負担ということになってしまいますから、最大のデメリットはこれじゃないでしょうか。

次は、どんな状態でもインプラントができるというものではないということです。
人工の歯根を骨に植えるわけですから、当然そこに適度な骨がないことにはできません。よって骨を作る作業をしないといけない場合もあります。骨を作る方法にもいろいろありますが(今回は省略しますが)、ケースに合わせて行います。

あとは他の治療法に比べて治療期間が長い、外科手術になるので痛みを伴うことでしょうかね。

要はどんな治療法にもデメリットはあるということを理解していただいた上で、患者様に合った治療法を選ぶということが肝要です。

投稿者: わたなべ歯科医院

2016.08.25更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

今回は前回に続き、「歯を失ったら...」の2回目です。

前回、歯を失ってしまった場合に義歯を入れたらどうなるということを簡単に説明しました。今回は、ブリッジについてです。

ブリッジとは言葉のごとく、歯のない部分に橋をかけるということですね。つまり、残った歯を削り、橋をかけるわけですから、最大の欠点としては健康な歯でも削る必要があるということです。

さらに、歯のないところにかかった加重はその両隣の歯が受けることになり、隣の歯にはオーバーロード(負担のかけすぎ)が起きます。食事のときに毎度そのような負荷がかかると歯を支えている骨が徐々に痩せていき、そのうちに荷重に耐えられなくなりグラグラし、抜けてしまいます。そうなると、(仮に)1本の歯がなかったので作ったブリッジなのに、結果3本の歯がなくなったのと同じになってしまいます。

そのようにして、徐々に徐々に顎全体の歯がなくなっていってしまうという負のスパイラルに陥ります。
でも、昔はこんな治療法しかなかったんですよね。もちろん今でも保険診療ではこの方法か義歯の選択しかありませんが。

投稿者: わたなべ歯科医院

2016.08.22更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

今回は、「歯を失ったら...」です。

年齢を重ねるとどうしても歯をキープしようとする骨が減ってきます。もちろん歯周病でもそれが起こります。
また、若い時でも外傷など予期せぬ時に歯や骨を失い、それが前歯だと大きな口を開けて笑うこともできませんね。
若い時なんて言いましたが、前歯がなくて困るのはいくつになっても同じです。

では、どうしたらいいのか。様々な方法があります。
当然、何本ないのかということも関係してきますが理想を言えば、

1 インプラント 
2 ブリッジ 
3 義歯(取り外し可能な入れ歯)

の順番でおすすめの方法になります。
なぜ、インプラントが一番か。それには様々な理由がありますので順に説明していきます。 

ではまず3番の義歯から。
義歯(入れ歯)は一番簡単に作ることができます(と言いますがピタッと合う入れ歯を作るには結構な時間と手間が要りますけどね)。

多少隣の歯を削ることもありますが、隣の歯に維持を多少求め(上の歯なら落ちてこないようにする)、あとは歯のないところの歯肉に負担をかける方法です。簡単に作れることが最大のメリットのように思えますが、最大の欠点は、歯肉に負担を求めますから、なんでも噛むことはできません。ある文献には18Kgくらいの負荷にしか耐えられないという報告があります。

成人男性の噛む力は、ご自身の体重くらいです(もちろん歯によって噛む力は異なりますが)。つまり大体60Kgですから入れ歯はおよそ1/3の力にしか耐えることができません。

そして普段の食事の時に必要な力は20Kgくらいと言われます。
ということは、ギリギリ咬めるということになりますが、食べるものを選ばないといけないという大きなデメリットが出てきてしまいます。 

続きは次回。

投稿者: わたなべ歯科医院

2016.08.10更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

前回に続き、飲料水の話です。

みなさん、この季節、温かいお茶を飲まれますか、それとも冷たいお茶を飲まれますか。
きっと季節柄もあり、冷たいお茶と言われる方が多いでしょう。
だけど、体のことを考えるなら、温かいお茶がオススメです。というのも、冷たいお茶は体の中に入るとどうなるか。

冷たい飲み物は体の中に入ると、体の温度と同じになろうとして体から熱を奪います。すると体は温度が下がるので、それを元に戻そうとします。よって熱を作ろうとします。当然ながらエネルギーが必要になるわけです。夏は食欲が落ちがちです。エネルギーの素が少ないところにエネルギーを使って体の熱を作ろうとします。

一時は冷たいものを飲むわけですから、気持ちもいいでしょう。ですが、体を冷やしますからあまり良くないのです。私も暑い夏には冷たいものをどうしても求めてしまいますが、できれば、健康のためには本当は常温が良いですね。

 

投稿者: わたなべ歯科医院

2016.08.09更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

暑い時期、冷たい飲み物を良く飲む機会が多いですが、みなさんいかがですか。
コーヒーを飲んだり、ジュースを飲んだりと様々でしょうが、歯にとってどう作用するかご存知でしょうか。

歯は酸性のものに対して非常に弱いです。酸性のものは歯を溶かしてしまうからです。
私も大学生の時に講義で実験しました。抜いた歯を液体の中につけておくとどうなるかというものです。その時は確か酸性の飲み物の代表としてコーラを使用したと思いますが、そのコーラは結構溶かしましたよ。

まあ、酸性の飲み物はコーラだけではありません。また飲み物の粘稠度も関係してきます。
お口の中に停滞しやすい粘稠度の高い飲み物(ドロっとしたもの)は100%の果物ジュースなどがそのいい例です。飲み物的にどうだということではなく、歯に対してどうなのかという視点からです。

歯に良くないからといって、飲むなということではなく、飲んだ後どうするかということが問題になるのです。
基本は飲んだらすぐにゆすぐ、歯を磨くということがいいのですが、外出時に毎回歯を磨くということもなかなか難しいでしょうから、「口をゆすぐ」ということですね。口の中をさっぱりさせましょう。その積み重ねが歯を大切にする、お口を綺麗な状態にしておくということにつながります。

投稿者: わたなべ歯科医院